超メモ帳

あなたが持っている情報を宝に変えよう

◇達人の玄関番
 昔の旅館の玄関番には、預かった客の靴や下駄が誰のものか、すぐわかる人がいたそうです。
 また、客にに合うような新聞を部屋に届けられたという話もあります。
 これらの人々は、達人と呼ばれていました。

 旅館の事ですから、客の数は数百人を超えているでしょう。これだけの人をいちいち覚えているわけにはいかないので、メモしていたのだと思います。
 どのようにしてメモしていたのでしょうか?よほどうまいシステムを作らないと、機能しなかったと思います。
 そのようなシステムが、その人に宝をもたらしていたわけです。

◇ いまの会社でも同じこと
 同じようなことは、今の会社でもあるでしょう。
 例えば、営業関係の人は、取引先の人について詳細な情報を持っている必要があります。
 その人の考え方、略歴、心情、性癖など。あるいは。家族の事情(家族の人の誕生日など)も知っている必要があるかもしれません。

 こうした情報は、必要な時にすぐに引き出せるように整理されていなければなりません。
 多数の会社の、様々な部署にいる人たちについての情報ですから、整理は簡単なことではありません。しかも、それを後任の担当者に引き継ぐ必要もあるでしょう。
 ここで重要なのは、メモを取り引き出す仕組みです。

 営業だけでなく、どんな仕事でも、仕事の相手があります。その人たちがどういう人かをメモしておくのは重要でしょう。名刺だけでは分からない情報です。

 あるいは、会議のメモ。例えば部長から「1ヶ月前の会議で決めたのは何だっけ?」と聞かれるかもしれません。それに即答できれば、部長の覚えはめでたくなるでしょう。

 情報技術が進歩するにつれて、このような情報がたくさん集まってくるでしょう。
 しかし何か管理しなければ、まさに宝の持ち腐れ。あなたは、それに押し流されてしまうでしょう。
 ところが、方法をうまく作れば、それらの情報は、あなたの味方になるのです。

◇ メモは活用することが重要
 メモの取り方は重要ですが、目的のものを必要な時にすぐに引き出せる仕組みを作ることは、それに劣らず重要です。
 メモを取ったけれども活用しきれていないという人は、沢山います。
 情報をため込むだけで、活用できていません。

 メモを取るだけではダメです。メモをただ貯めるだけではダメです。それらを活用できる仕組みを作らなければなりません。

 求める情報をすぐに引き出し、それを活用する方法は、これまでは難しかったのですが、最近の情報技術の進歩によって、できるようになってきました。

 あなたの周りには貴重な情報があります。
 あなたはメモをとっているけれども、それを活用できないでいます。

 情報技術の進歩によって、情報を入手することが簡単になり、情報洪水が生じています。それらを活用することによってそれらの情報は貴重な宝物になり、あなたの生活を豊かにし、あなたの生活を楽にしてくれるでしょう。


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