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アートの世界で期待されるブロックチェーン効果とは?

ブロックチェーンに関連する情報は毎日のように新しくアップデートされていきます。

コラボゲートでは3月26日に「未来志向型イントラプレナーコミュニティ」という新たなコミュニティのキックオフ飲み会を開催します!興味のある方はご参加ください

今回はアートや文化の面でブロックチェーンがどのように関わっていくのかを紹介します。

ブロックチェーンを活用したアート登録サービスを提供するスタートアップArtoryはオークションハウスのデータベースを購読ベースで4000以上抱えているAuction Clubを買収しました。

今回の買収ではゼロからデータベース獲得を行うよりも、データベースを購入することによって効率的に進めていくことが狙いで、ブロックチェーン上にデータベースを書き込むことで安全で効果的な流通環境を作っていく予定です。

TEFAF ART Marketレポートによるとアート分野でのブロックチェーン活用事例は徐々に広がりつつあります。5分の1のギャラリーは実際に導入に向けた検討を進めており、4分の3のオークションハウスが5年以内に導入を行う事を予定しています。アーティストの再販権や詐欺商品の流通、税金逃れ防止に加え、オークションハウス自体の信頼を担保する上で技術活用がどこまで影響していくのかの検討が徐々に盛り上がっています。

ビットコインはアーティストへ少額の支援を行う上で有効に活用することが可能です。フランスのグラフィティアーティストPascal Boyart氏はQRコードを通じてビットコインでの寄付を行いました。通常は数ドル、数セントほどしか支援が集まらない寄付も、ビットコインを通じて4000ドルの支援をパブリックに集めることができ、この経験からコミュニティを通した支援がいかに重要かという事を通常はお金が集まりにくい分野の視点から学ぶことができます。

ブロックチェーン技術を活用することでアートマーケットをよりオープン化した形で取引できるだろうと期待が集まっています。これはプライマリーマーケットからセカンダリーマーケットまで需要の予測などができるようになると予測しており、マーケットの流れが明確になるとそれに合わせた新しい規制や取り組みなども誕生してくるだろうと考えられています。

ただ、技術自体はまだまだ開発が進んでいく必要があるため、今後既存の技術と比較した優位性なども示していく必要があります。技術自体が浸透していくためには、技術優位性だけでなくマーケットにとっての必要性も合わせて検討していくことが求められていきます。

本日のトピックは以上で終了です!

ブロックチェーン技術は世界中の人たちが注目している新しいビジネスのタネの一つです!気になったら気軽にメッセージください!