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『2040年の日本』全文公開 第5章のまとめ

『2040年の日本』 (幻冬舎新書)が1月20日に刊行されました。
これは、第5章のまとめ全文公開です。

◆第5章のまとめ

1.メタバース=VRではない。テレプレゼンス、デジタルツインやブロックチェーンの技術を用いることによって、可能性が大きく広がる。

2.企業がメタバースに大きな関心を寄せる理由は、メタバースでの経済取引が可能になるとの期待があるからだ。想像もつかないことが実現する可能性があるが、契約違反への対処や課税など、難しい問題が多数ある。

3.メタバースの利用は、エンターテインメント関係だけではない。買い物の品選びでも重要な役割を果たす。実際の契約を現実世界で行なえば、契約違反への対処などの面倒な問題を回避できる。官公庁の窓口業務をメタバースでできるようにしてほしい。

4.NFT(非代替性トークン)というブロックチェーンの新しい技術を用いると、メタバース内のデジタル創作物を売買することができる。ただし、NFTの意義は強調されすぎているように思われる。

5.ブロックチェーンとスマートコントラクトによって、無人企業DAOが可能になる。金融サービスではすでに稼働しているが、今後、多くの分野に登場するだろう。これによって、人間の働き方が大きく変わる可能性がある。


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