通信の問題でKatheleenさんの発表は飛ばしたりするかもしれません。
このメンバーで
【振り返り】DeFiにとっての2020年(昨年)を一言で表してください
taake
金融文脈における実需、ユースケースを自ら作り出し、認知度が高くなった1年
2019年にUniswapとか登場していたがガンガン使われるようになったのは2020年。ガバナンストークンが出たりAMPLEみたいな変わったステーブルコインが登場したりリクイディティマイニングが登場したり。
お金を生むことが一番興味がある人の分野でこういうことが起きたのが一番大きいところかなと思う。
それがCeFiにかなり追いついてきたと言われるぐらい。
shingen
Compoundが始めてから一気に加熱した。流れを変えるきっかけになったのはこれだろう。Yearnみたいにフェアローンチもできるし、ICOせずともトークンの分配をして参加ユーザーも増やせるしプロダクトも使ってもらえるし、問題もあるがそれ以上にメリットがあった。
hory
ICOも注目されていたがそれ以上のリクイディティマイニングというのが出現、結構インパクトが有りましたね
udon
指数関数的成長
TVLという概念があって、DeFiのコントラクトにどれだけロックされているか表す指標。それを色々なサイトがいろいろな基準で出しているがどれを見ても1年で指数関数のグラフのように上昇している。
人の数もコントラクトの数もワッと増えた。
hory お金の数字だけでなくいろいろなところで信じられないぐらいの成長があったと。
udon COMPトークンを配る前、Compoundのユニークアドレスは5000ぐらい。それがいま2万、3万とか。
hory ユニークユーザーの数?
udon 使ったことがあるユーザーが5000だった。
shingen プロダクトの数が増えることで攻撃の被害もめちゃめちゃ増えましたね。前は攻撃があるとニュースになっていたけどニュースにならないですからね。
hory 危険な罠もたくさん出ましたね、スキャミーなものもあったし。そういう危なかったところも何が原因だったんだと解明されたところもあるので今年より一層堅牢なDeFiを期待しましょう
2021年注目のDeFi技術や分野
Katheleen
DAO(自律分散型組織)
DAOがなければDeFiは発展できない。DAOの発展を負っていきたい。
誰かがリーダーシップをするのではなくて各自が自分のベストを勝手に実行していくことでその組織の価値を高める、イメージとしては、ビットコインマイナーの関係性とか。なかなかそこまで理想には生きませんけど。そうしたものが今年もっと発展していくのではないかと。
taake
金融から実社会へ!
金融から実社会へ広がる年になるといいと思っている。金融が盛り上がったせいでマイナス面としてガス代の高等問題がある。ガス代高騰でNFTゲームなどは停滞するということが起きた。
という中で、zk-rollupやLoopringなどL2のものがどんどん出てきていて、ガス代が解消していくことで実社会のサービスが出てきて使えるようになっていくんじゃないかという期待がある。
もう一つ僕自身が見ている、Devプロトコルというのがある。OSSを開発している人たちのお金がなかなか集められないとうい問題を解消する。ステーキングを使ったシステムで、これまでの寄付のシステムからアップデートする。DeFiがリアル社会に波及していけばいいなと考えています。社会的意義があるところに、金融から発展すれば。
shingen
RollUp
Ethereumのセカンドレイヤー。他のチェーンに行くことはないと言われている。流石に今のEthereumのママだと高すぎるのでRollUpを使ったセカンドレイヤーが発展するんじゃないかなと思っています。
去年は混雑するぐらいになったので、今年はそれをどう分散するかになると
udon
先物、オプション、金利スワップ。ORUやzkRUと相性良さそう
Synthetixのメインネットぽいものが出てきたり、Loopringなど十分使えるものが出てきたので、そちらの方で盛り上がっていくのかなと思って、そういうときに相性がいいのは、デリバティブ関連でこのへんかと思っている。
沢山トレード(トランザクション発行)しても大丈夫でかつニーズがありそうなもの。
大きい金額をどーんと動かすものはガスが多少高くてもいいが、沢山細かく、少額で取引したり、注文出したりキャンセルしたり高頻度で取引したいものに使えると
DeFiガバナンストークンの評価は今後どうなるか
DeFiプロトコルの有名なものにはだいたいガバナンストークンが発行されている。これは実際どうなっていくのか気になる方は多いと思います。
Katheleen
重要性が増す。
ガバナンストークンの重要性が改めて認識されていくと思う。ガバナンストークンの保有者はDeFiプロトコルの方向性を決められるので今後より多くの人々がその重要性を認識すると思う。
投票率が低いのが問題だが対処する対策がこれから取られているので、短期的な問題で、改善していくのではないか。
ガバナンストークンを持っていると湯にスワップのガバナンストークンを持っているとそこのプロトコル絵をどう成長させるか決めることに参加できる。ただ投票して何になるんだという人達が多いということで、適切なインセンティブを考えるとか言うことで解決が図られて、DAOとして運営するためのガバナンストークンがより重要視されるんじゃないかなというお話でした。
taake
引き続き多くなるだろうが、課題もある
参加者の皆さんの中には新しく生まれるガバナンストークンが配られるのを待っている人達もいると思うが、ガバナンストークンはマーケティングの材料。お金になる。底を見ているユーザーは結構多い。
ただお金になるところに焦点があたってしまったがためにガバナンスへの参加に興味ない人が多くて、本源的な価値にあっていない。ここのところを解決しないと、今はお目溢しされているが、XRPみたいに言いがかりをつけられたりすることもありうる。
ガバナンストークンが機能するきちんとした施策ができたらいい。例えば委任など。それがいいかはわからないが。
投票する気になれないとか、インセンティブの問題とか、マーケティングだけではという意見もある。そういう解決策が必要なのと、証券ではと言われたときに同解決するかの議論は大事ですね。
shingen
一部は評価される(現在進行系で流れが来ている)
明らかにガバナンストークンの価格が上がってきている。
これはバブルというのもあるが、バブルはいろいろなアセットが同時に上がる。その中でこれだけのアセットが上がってきて続いているのはそれなりに評価されていると考えられる。
投票面倒といったこともあるが、プロダクトが取り扱う額が大きくなってくるとプロトコルの方針が大きく関わってくる。
スナップショットでの投票がなされたり、Compoundは委任投票ができる。インデックストークンで含まれるトークンの投票に参加できるというものもある。
存在感が増してくると投票のメリットも変わってくると思う。
1日あたりの手数料、UniswapはBTCに迫る。
1日に3億円ぐらいUniswapプロトコルとしてプロトコル収益がある。これは流動性提供者の収益になっているが、これをプロトコル自体の収益にするアイディアもある。SushiSwapは一部Sushiトークン保有者に分配される。
udon
より株式ちっくな評価方法になる。CashFlowに重きが置かれる。
トークン保有者にバーンなり間接的な手法で分配されるトークンが実際評価を受けるのではないか。UNIみたいに今配っていなくても、今はシェアを広げる時、みたいな感じで配る、メルカリが手数料無料でやっていたときみたいに広めるのもあると思う。
Makerとかは収益をバーン、MKRトークンを購入して燃やすことで供給を減らして価値を高めるという方法もあれば、Sushiのようにトークンホルダーに配る方法もあれば、というところで、この何円分のトークンを持っていれば1ヶ月でこれぐらいの収益が出た、ということは年間なん%だという計算がしやすくなりますね。そういうところを見込む人が増えるのではないかと。
2021年、L2ってどこまで進化?
taa ke
LoopringはUXがとてもいい。L2の取引所。AndroidでウォレットがあってL1からL2に移すのに手数料がかかるがL2に入るとメチャクチャ簡単。流動性提供すると自動的に増えていく。
ウォレットのアプリがあってそれでできる。Appleでも使えるようになると言っているがまだアプリは出ていない。
というのと、Immutableかな?NFTのzk-rollupを使ったものがあって、それがあればNFTのGAS代が概ね解決できる。
それとは別で日本の国内でいうとOctopasとかGas代を??するとか出てくるのかなと思っています。
shingen
一部プラットフォームを主軸に発展する
Loopringはソーシャルリカバリに対応している。
agentと2つしか無いけどその2つの1つがLoopringなのは大きい。一番Gas台を節約したいのはトレーダー。
LoopringはUniswap的な交換の物が動いているがそこで使えるのは大きい。
デリバティブで言えばSynthetix。
それぞれ相互にプロトコル同士が組合わさらなくても単体で成立するものがあるのでそういうところから動き出していくのではないか。
NFTは発行する運営が赤字になったりもあった。単価の安いカードの売買も必須。L2で発行・流通するのは大事。
udon
ORU: Withdrawの問題は結局解決できない
Layer2で使おうと思って送ったあと、Ethereumに戻すときがってことですね
はい、時間がかなりかかってしまう。
2週間ぐらい?
リクイディティプロバイダーを入れて解決するしか無いのかなーと。
zkRU: DeFi App同士のComposabilityが行けるようになるかも
送金とか特定のDEXみたいなものができるが、みんながみんな自由にデプロイしてというのはまだできないかなと。
Optimistic RollUpとzk RollUpと種類がある。zkのほうが期待できる感じ?
そうですね、引き出しに時間がかからないのが重要
やさしくないDeFi 『Curve.fi 解説』
AMM、Uniswapの復習
AトークンとBトークンの数量を掛けた値が同じ数になるように交換時に維持するように価格を何対何で交換するかを決める。
ETH-BTCとかならこれで役に立つが、USDCとUSDTって、本来ほぼ1:1
Curve Financeのもともとのペーパー似合った名前「Stable Swap」とよぶ。
さっきの仕組みではステーブルコインのようなものをうまく扱えていないのではないか。
Stableコイン同士や同じ価値のものを交換するならUniswapは非効率なのでそれに特化しようというもの?
はい。
x+y=kに大体のときは近い。
外れるときは、USDTが0.5ドルとか。でもUniswapよりはマシ。
実際の価格推移
Uniswapだとすぐ下がってしまう
片方が売られまくってもある程度耐える。Uniswapは売られると素直に下がっていく。
Poolがたくさんある、いま27個。プールの採用について、Uniswapは誰でもペア作れる。Curveの場合はCurveトークンによるガバナンスで決定される。
今あるStable系は、USDみたいなものだけでなくてビットコインのラップしたものとかでもいい。WBTCとrenBTCとSNXのBTCとか。
CompoundやAaveからiearnなどの債権トークンを流動性供給することができる。
DAIを入れればCompoundに入れてくれる。
実際交換するときはCompoundから取り出して吐き出す。
流動性提供した人は取引手数料もCompoundの金利も得られる。
0x7..の人が62000USDCをDAIに交換する時
62000USDCがCurveに、それがCompoundへ、CompoundからCurveがcUSDCを得て、CompoundがcDAIを返してCurveがDAIを取り出したのを依頼者に返す
Gasがかかる
iearnを使ったケース。よりGasがかかっている。
ただ交換するだけ
PoolによってGasがぜんぜん違う。
生のDAIのプールに入れるよりcPoolに入れたほうがお得?
Compoundのリスクを負うのでそれを負いたくない場合は生で置く。
交換したい人がいるとする。その人はcプールにいくのか生のプールに行くのか自分で決められるのか?
レートがいい方が選ばれるし、自分で選ぶこともできる。
他にも、メタプールというのがある。
メジャーじゃないステーブルコインやWrapped系、プールされたトークンをセットにしてプールを形成するのが最近新しい、新興系ステーブルコインを扱うときにやられている。
片側はPoolトークンに入るので流動性が向上する。流動性が散らない、新規ペアを上げやすくなる。
ガバナンストークンを出した。4年間に渡って徐々に放出していく。流動性供給した人に配られる。全体の6.5割が配られる。配り方は各プールの報酬額は1週間に1回CRVトークンによる投票できまる。
shingen
APYがLPの手数料収入、+18.9 to 47.33% CRVというのがCRV報酬。幅があるのはCRVトークンをロックしてveCRVが高い人はそれだけブーストできる。0なら18.9%。
ロックしている額に応じて沢山のveCRVが必要。
CRVはある意味一番ガバナンスしている。どこのプールに流動性供給の分配を多くするか投票で決めているし、それぞれでveCRVがないと報酬がない。
veCRVでロックしておくと出来高に応じた分配金がもらえる。投票というか、ロックするインセンティブがスゴイ高い。 CRVトークンめちゃめちゃトークンが多い、こんなインフレするトークンに値段なんてつかないと言われている、0.3ぐらいから跳ね返って1.5ぐらいになったが、なぜ無価値にならないかと言うと実需があって収益を叩き出していて、投票に影響力を高めるために使われている。
今後より成長するであろう手数料からのおこぼれにありつくためにいくらインフレしても取りに行くと。
veCRVはどんどん希薄化する。MAXブーストしたぞと思っても新たに配られたCRVが入ってきて薄まる。自分が持つMAXでveCRVを維持するのはすごい大変。大口ほど沢山ロックする。
インセンティブがわかりやすい
面白いのはハッキングがあるとめちゃめちゃ使われる。
フラッシュローンでアグリゲーター系のサービスから攻撃するときに使われるのがCurveで、ステーブルコインだから1:1でええやろと思っていてもフラッシュローンで微妙に価格を動かされて利用される。
一見ステーブルコインとステーブルコインをなんのために交換するのかわからなかったがどういうときに使うのか
借り換えのときとかに使う。金利が高い方から安い方に借り換えたり。InstaDappの裏側で使われていたりする。
YieldFirmingするときに借りるときに一番金利が低いのはDAI。でもOpynとかUSDC採用が多い。USDCにしようと思ったらDAIを借りて交換してUSDCにするなどの需要。
udon
さっきのveCRVリワード年間どれぐらいか、今の所、だいたい0.3ドルぐらい。
このままリワードを維持してくれると配られる。
1veCRVをロックしてもらっていたらということですよね
将来性にガッツリかけるならロックしまくるし、全く期待しないなら全部売っちゃう、どっちもどっちでありだと思う。
Curve注意しないといけないのはUSDTが混ざっているプールがたくさんあるので、無価値にはならないと思うが受給が激しく変わると影響を受けることがある。自分はUSDCとDAIしか入れていなくても、USDTに寄る事はありうる。
3プールとかに1万USDCを入れた、USDTの価値がめちゃくちゃ下がった場合、引き出そうとした時に1万USDCは引き出せない恐れがある。
1万USDC分の権利。引き出す権利は均等に引き出す権利が与えられる。引き出すのを偏らせたければ交換が必要。預けるときと引き出すときでアクションが違うのも注意。
これは実際にVotingで割合が決まっているやつだが結構見ていると変動がある。
まえはYearnが結構あったが今は10%以下になったり。(Yearnが強かったときはYearnのVoltに入れられるから??)
yの配分が大きくなったからとはいえyに殺到すると配分は一緒なので薄まる。自分だけ参加して自分だけ投票すれば美味しいとなって結果的には分散していく。
veCRVは内部のステートなのでそれをトークン化するもの、yveCRV
自分でCRVの流動性供給はしないがCRVトークンを持っている、CRVの配当をより多く受け取りたい、ロックすると取り出せなくて嫌だ、というのを満たす。
depositされたCRVはveCRVになり他のyearn vaultのBoostingに使われる。自分でロックするよりはリワードがもらえる。
yveCRVで得たリワードをyveCRVに再投資するyyveCRVが開発中
Cross asset Swap機能
USDCをSynthetixのUSDに変え、sBTCに変え、WBTCに変える。
真ん中でSynthetix Exchangeを使い、USDC→sUSD、sBTC→WBTCにCurveを使う。
txは2回に分かれる。
10億円ぐらい交換する場合、1inchの場合、3.37%低くなってしまう。Synthetixの場合0.625%ぐらいになる。(Fee+スリッページ)
Synthetixはスリッページをカバーしてくれる。販売所みたいになっている。オラクルから価格をとってきて交換レートを決める。
Curveのところはそもそもスリッページが少ない。
この組み合わせで10億円も0.625%で交換できる。
50分延長しました。ありがとうございました。
締めていきますが、長くて集中がとか、聞き逃したとかは、後にYoutubeにアップロードします。
Curveに関しては公式ドキュメントにも乗っていないような最新のことが網羅されていたので理解する助けになると思うので有効に使ってください。
また2021年のやさしいDeFiの方向性をこうしますという話をして貰う予定でしたがまた次回か、SNSにて。
ありがとうございました