ポリゴン(Polygon)上のNFTがShopifyで販売可能に、VenlyがShopifyと共同開発

ブロックチェーンツールを提供するVenly(ベンリー)社は10月20日、Shopify(ショッピファイ)社とのインテグレーションを発表しました。これによって、数クリックでShopifyを使ったオンラインストアにNFTを追加することができるようになります。この機能にはポリゴン(Polygon)のブロックチェーンが採用されており、NFT発行や取引にかかる手数料を抑えたNFT体験を実現しています。

Shopifyと連携してNFTを発行・販売するためのツール発表

Venlyはブロックチェーン関連サービスを提供する企業で、ウォレットサービスやNFTマーケットプレイス、そしてNFT関連ツール提供しています。提供しているNFTツールの中にはゲーム内でブロックチェーンアセットを管理するためのプラグインや、分析ツール、メールでNFTを配布するAPIなどが含まれています。これに加えて今回Shopifyと連携してNFTを発行、販売するためのツールが発表されました。

現在この機能は、Shopify Plusの企業を対象に公開されています。下記のフォームからShopifyのNFTベータプログラムへの参加を申し込むことで、オンラインストアにNFTを追加することができます。

venly-shopify
https://forms.venly.io/shopify

Eコマース業界の次の時代へ向かうための大きな一歩

使い方は簡単でShopify社の加盟店は、アプリケーションを使用してShopify Plusに加入し、オンラインストアに接続して設定するだけです。その後、NFTを自由に作成して販売することができると説明されています。NFTを購入しても、チェックアウトの流れや支払いのプロセスは現在とまったく同じなので、購入する側は他の商品購入と同じような体験でNFTを購入できます。

Venly社のCEO兼共同設立者であるティム・ディエルクセンス(Tim Dierckxsens)氏は次のように述べています。「プラットフォームをShopifyと統合し、加盟店からのフィードバックを受けられるようになったことを大変誇りに思います。デジタルアセットをより主流にするビジョンをShopify社と共有し、共同開発できたことを光栄に思います。最大級のWeb2プラットフォームにWeb3の技術を組み込むことで、Eコマース業界を革新し、次の時代へ向かうための大きな一歩を踏み出すことができました」。

今回ポリゴンが採用された背景には安いガス代が挙げられます。イーサリアムであれば1,000円以上ガス代がかかる取り引きでも、ポリゴンなら1円以下で済ませることが可能です。またポリゴンは、イーサリアム以外のチェーンと比較してゲームやDappsの数がすでに5~6倍ほど存在しています。さらにDecentralandやOpensea、Sandboxなど、主要なWeb 3.0ゲームやNFTプラットフォームのでも活用されている実績があります。

ポリゴン社の共同創業者であるサンディープ・ネイルワル(Sandeep Nailwal)氏は「革新的な技術とそれがもたらすメリットをより消費者にとって身近なものにすることが、普及を促す鍵となります」と述べています。

現在、複数のアーティストやファッションブランドなどがShopifyのマーチャントと共にVenlyの新しいNFTツールを利用することになっており、今後さらにPolygonのNFT流通が広がることが期待されます。

【こんな記事も読まれています】
Polygon(仮想通貨Matic)の基本情報と今後の展望
polygon(旧Matic)使い方完全ガイド
スシスワップもPolygon(ポリゴン)対応!概要とやさしい使い方ガイド

おすすめの記事