米運送大手のノーフォーク・サザン(NSC)が、運輸業界向けブロックチェーン連盟(BiTA)に加盟した。24日に同社が          発表した

 BiTAは17年に結成され、、運輸・物流業界におけるブロックチェーン技術の普及・開発や、ブロックチェーン技術導入のための業界標準の策定を目的としている。今では、250を超える企業が加入している

 NSCは、米国東部において最大の複合一貫輸送ネットワークを展開しており、石炭や自動車、工業製品を扱う大手の運輸業者だ。NSCが所有する鉄道子会社は、米国東部22州全域に渡って19500マイルの鉄道網を提供しており、東部の全主要港まで鉄道輸送を行っている。

 BiTAのクリス・バラス会長は、ノーフォーク・サザンの加入について次のように語っている。「複合一貫輸送や鉄道の専門知識が連盟に取り入れられ、全加入団体にとって有益なものとなるだろう。…なぜなら、我々は、物流の未来を定義する共通のブロックチェーン標準規格の策定を目指して取り組んでいるからだ」。

 現在までのところ、BiTAにはFedExやUber、運送大手UPS、鉄道・鉱業・船舶・掘削・エネルギー生成設備のグローバルサプライヤーであるGEトランスポーテーションなどの有名企業が加入している。ウォーレン・バフェット氏が買収したBNSF鉄道も、ノーフォーク・サザン社に先駆けて加入した。BiTAでは、ブロックチェーンに基づいたサプライチェーンのために特別に構築されたプロトコル、Origin Trail(オリジン・トレイル)を使用している。