ジュエリー小売大手の米マークス・ジュエラーズ(Marks Jewelers)が、ビットコインやイーサリアムをはじめ複数の仮想通貨による決済を導入する。同社がこのほど発表した。仮想通貨によるグローバルな取引を拡大し、世界進出を目指す意向を明らかにした。

今回の決断は、少額のクロスボーダー決済に対応するとともに、カードのチャージバック(支払取消)などの問題を回避することが目的。また、国際送金の手数料も節約できる。仮想通貨とブロックチェーンを軸に、より「世界に開かれた」ジュエラーを目指していくという。

マークス・ジュエラーズは35年以上の歴史をもつジュエリー小売店で、ダイヤモンド製品や婚約指輪、結婚指輪などの高級ジュエリーを扱う。決済手段としては従来の方法に加えて仮想通貨ビットコイン(BTC)、ビットコイン・キャッシュ(BCH)、ビットコインダイヤモンド(BCD)、ビットコインゴールド(BTG)、イーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)、ダッシュ(DASH)、ゼットコイン(XZC)をサポートする予定で、世界各国からの受注に期待がかかる。