仮想通貨マイニング装置大手であるカナンが申請していた香港証券取引所(HKEX)への新規株式公開(IPO)が、申請から6ヶ月が経過したため、失効した。ロイターが15日に伝えた。

カナンは今年5月にHKEXへ上場を申請していた。提出書類では資金調達目標は言及されていなかったが、5月の報道では10億ドルという数字も出ていた。ロイターの15日の報道では「少なくとも4億ドル」と言及している。香港証券取引所(HKEX)のウェブサイト上でもカナンの申請が「失効」の状態となった。

ロイターは、今回のディールについて詳しい関係者の話として、証券取引所や規制当局がカナンのビジネスモデルの見通しについて多くの疑問を抱いていたと伝えている。ロイターの情報源は、取引所側がIPOのためのヒアリングを新たに行っていないことから、年内のIPOはないだろうとの予測を示している。

カナンだけでなく、ほかのマイニング装置メーカーも続々とHKEXにIPOを申請していた。6月にはエバン、そして9月には業界最大手のビットメインが申請を行った。

ただ未確認情報ではあるが、HKEXに上場申請していた仮想通貨マイニング装置メーカーのエバンのIPO手続きが停止しているとSina Financeが報道。報道によれば、不透明な資金利用が原因だという。

 

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