米国最大の仮想通貨取引所コインベースのカストディ(資産管理)サービスに正式に仮想通貨リップル(XRP)を追加した。ただ、ホームページ上に書かれているロゴがXRPのロゴではなく、リップル社のロゴであることが物議を醸している。

コインベースのカストディサービスは、10月にニューヨーク州の規制当局から認可された。そこに追加されることは機関投資家にとって安心して取引できる資産であることを意味する。一般的にカストディ・サービスとは、投資家のために証券を保護するほか、元利金・配当金の代理受領、運用資産の受渡し決済、運用成績の管理などを提供するサービス。コインベースは8月カストディサービスにリップルやEOSなど40の資産を追加することを検討していると発表していた。

また、コインベースのカストディサービスに追加されることを受けて、仮想通貨XRPのコインベースへの上場も近いのではないかという観測も上がっていた。現在、コインベースのカストディに加えられているが、上場していない仮想通貨はXRPとOMGのみだ。

ただ、コインベースのホームページ上に掲載されているのは、XRPのロゴではなく、リップル社のロゴだ。

(引用元:Coinbase

ツイッター上では、「ロゴが間違ってる」や「なぜ未だにXRPとリップルを混同しているのか」というようにリップルのファンとみられる人々から批判の声があがっている。また「XRPがコインベースを必要としているのではなく、コインベースがXRPを必要している」とし、そもそもコインベースで取引するつもりはないと突き放す意見もみられる。

リップル社もXRPとの混同を避けるよう努力している。先日コインテレグラフ編集部がサンフランシスコにあるリップル本社に突撃取材をして明らかにしたように、リップル本社の女子トイレの壁には「リップルはXRPと異なる」というサインが掲げられている。

 

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