米仮想通貨取引所大手のコインベースは、テック系スタートアップのブロックスプリング(Blockspiring)を買収した。ブロックスプリングが14日にブログ記事で明らかにした。

サンフランシスコを拠点とするブロックスプリングは、開発者がアプリケーション・プログラム・インターフェイス(API)から自動的に情報を取集して処理できるツールを開発している。

2015年には、ベンチャーキャピタルのアンドリーセン・ホロウィッツと、シードステージ投資企業のSV Angelが主導する資金調達ラウンドで340万ドルを調達した。同時にベンチャーファンドのY Combinatorからも支援を受けている。

コインベース買収後も、ブロックスプリングは独立した事業体として事業を継続するとしている。

コインベースは昨年8月、サンフランシスコに拠点を置くスタートアップのDistributed Systems Inc.を買収。これは分散型個人認証ソリューションに取り組んでいる。この時の買収では、コインベースは新たな形での個人認証サービスの提供につなげるとしている。