仮想通貨プラットフォームのバックトが現四半期(7-9月期)にビットコイン先物を立ち上げるだろう。米マーケット調査会社ファンドストラットのサム・ドクター氏が19日にツイッターにファンドストラットの予想レポートを掲載した

ドクター氏は、18日に開催された「バックト・デジタル・アセット・サミット」を受けてレポートを発表。バックトは22日のテストを経て、現四半期にビットコイン先物を立ち上げる見込みとみている

バックトは、ニューヨーク証券取引所の親会社であるインターコンチネンタル取引所が手がける仮想通貨プラットフォーム。今月22日に現物受け渡しのビットコイン先物のテストを予定している。

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バックトのビットコイン先物は、投資家が先物の指定受渡日に現物であるビットコインを受け取る現物受け渡しであり、現金で受け取る米シカゴ先物市場(CME)などのビットコイン先物とは異なる。

ファンドストラットは、バックトのビットコイン先物は、伝統的な機関投資家の参入を後押しするきっかけになるとみている。

「バックト立ち上げの1日目からかなり多くの参加者が見込めるようだ。ブローカーやマーケットメーカー、トレードデスク、流動性供給者などから(バックトの)営業チームは確かな手応えを得ているようだ」

また、上記のイベントでCFTC(商品先物取引委員会)のスタンプ委員は、「ビットコイン先物への需要が高まり続けている」と話したそうだ。

さらにファンドストラットのレポートによると、仮想通貨投資会社ブロックタワーのアリ・ポール氏は、仮想通貨と伝統的な資産の相関関係が低くインフレなどに耐性がある点が仮想通貨の価値命題であると主張し、機関投資家は仮想通貨を無視するべきでないと主張した。

バックトのビットコイン先物はビットコインETF(上場投資信託)承認よりポジティブな材料とみる市場関係者もいる

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翻訳・編集 コインテレグラフ日本版