ブロックチェーンセキュリティ企業サーティーケー(CertiK)は、ネイティブのサーキットチェーン・ブロックチェーンを公開した。同社が7月22日にブログで発表した。包括的に安全なブロックチェーンインフラを提供するのが狙いだとしている。

同ブロックチェーンの全ノードはサーティックOS上で動作する。「完全に検証済みのハイパーバイザ、コンカレントOSカーネル」でハッキング行為に対し、軍事レベルのセキュリティを提供するとしている。サーティック・バーチャル・マシーンによって支えられており、同社の「フォーマル・バリフィケーション」プラットフォームを使用して正常に導入されていることを確認するという。

また、プログラミング言語のDeepSEAでスマートコントラクトを開発することが可能で、コードでセキュリティを保証する。いかなるオンチェーンのスマートコントラクトも、暗号化証明書がセキュリティ検証済みの証明として発行される。こういった証明書がないスマートコントラクトは追加費用で運用することも可能だという。

サーティーケーは、ブロックチェーンのブロックサイズのスケールアップには適切なセキュリティが必要だと主張している。同社のブロックチェーンが同技術の大規模な適用が可能となる長期的なソリューションとなることを目指しているという。

サーティーケーは現在、セキュリティ監査、侵入テスト、プラットフォームのカスタマイズなどブロックチェーンに特化したサイバーセキュリティサービスを提供している。また、大手仮想通貨取引所バイナンスとも提携している

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翻訳・編集 コインテレグラフ日本版