モルガン・クリーク・デジタルの共同創業者アンソニー・ポンプリアーノ(通称ポンプ)は23日、全ての資産を現金化しそのうちの5%でビットコインを購入するという「急進的なポートフォリオ」を提案した

ポンプは、現在、株式市場が過熱していると指摘。今後も上がり続けるという見込みから、例えば利益の出ていない会社が上場したりと「パーティーが終わる気配はなく」、市場は「まるで酔っ払い状態」と警告した。

ただポンプは、いずれはパーティーも終わり、長期的には2桁%ほどの株価下落は避けられないとみている。

そんな嵐が来るのを前にしてポンプが提案したのは「急進的なポートフォリオ」。一夜にしては難しいかもしれないが、全ての資産を100%現金にして、次にその5%をビットコイン投資に回すことを推奨した。

ポンプはビットコインは過去10年で最もパフォーマンスが良かった資産であり、中銀による利下げ・量的緩和や地政学的な不安が高まるにつれて需要が高まるため今後さらに上昇する可能性があるとみている。また、他の資産と相関関係が低いことも良い条件として付け加えた。

ポンプは、95%現金+5%ビットコインの比率についても説明した。

-最悪の場合、自分の資産の5%を失ったとしても、去年のS&P500の下落幅(−6.24%)よりましである。
-急騰するか無価値になるかの二択。相関性のない性質に加えて、この両極端の結果も経済不安に対する最高のヘッジになる。

ポンプは、今月初め、ビットコインは2021年末までに10万ドルに到達すると予測した。

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