16日午後18時時点の仮想通貨相場は前日の強気相場から一転、全面安の展開となっている。市場を牽引したビットコインSVも300ドルを割り、290ドル前後を推移している。


(出典:Coin360 1月16日午後18時30分)

ビットコインは過去24時間で約1%ほど減少し、8600ドル台を推移しているが、年初と比較すると約20%の上昇幅だ。

フォーブスはクオンタム・エコノミクス創業者のマティ・グリーンスパン氏のコメントを掲載。グリーンスパン氏は2020年は仮想通貨に取って強気の年になると主張している。

「文字通り、仮想通貨が強気相場である理由は100ある」

特に注目している一つの要因は市場への中央銀行の影響だという。「2019年後半にはほとんどの中央銀行が突然政策を超緩和的に変更した」と指摘。

特に株式市場への影響が目立ち、多くのテック企業の評価が急上昇しているという。これらの資金が仮想通貨市場にも流れ込むと予想している。

今年の動きについて、デジタル・キャピタル・マネージメント社でマネージングディレクターを務めるティモシー・エネキング氏は今年1月の上昇は昨年10月のビットコインの40%の急上昇よりも着実な増加傾向を見せていると指摘。さらに、以下のように半減期に向けた価格上昇を予想した。

「半減期へ期待は小さなFOMOを形成するだろう」

著名テクニカルアナリストのアレッシオ・ラスターニ氏はビットコイン相場について「高い確率で底が確認された」と発言。長期の弱気チャネルを抜け出たことを評価している。

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