今年の仮想通貨相場も中国の春節(旧正月)を意識する時期がやってきた。

2020年の春節は1月25日からスタート。中国人は7日間、家族と過ごすために帰省したり国内外を旅行したりする。プレゼントを買うためにビットコインを売るからビットコインにとっては売り圧力という見方もあるが、歴史的にはネガティブな傾向を示していない。

仮想通貨トレーダーのアレックス・クルーガー氏の統計によると、2011年以降、春節の間にビットコインは一日あたり平均0.6%プラスで推移。春節前の3日間は平均で1.6%プラス、春節前の5日間は1.1%プラスで推移した。

(出典:Alex Krüger「春節とビットコイン価格」)

春節前後は、年末年始における国際金融市場と同様に中国人市場参加者が少なくなり、薄商いとなる傾向がある。また、休暇中の旅行費用や家族・友人へのプレゼント、「赤包」と呼ばれる日本のお年玉などを渡す風習があることで知られている。

ビットコインは横ばい バイナンスコインは上昇

17日のビットコイン(BTC)は8700ドル付近で推移している。一方、バイナンスコイン(BNB)6%以上の上昇した。

(出典:Coin360 日本時間1月17日11時35分時点)

17日朝、バイナンスとZコーポレーション、タオタオが戦略的な提携にむけて交渉を開始したと発表した。

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