フェイスブックが主導する仮想通貨リブラ。そのリブラの発行体となるリブラ協会は、リブラのブロックチェーン技術開発を監督する新しい委員会を設立した。

16日のリブラ協会の発表によれば、フィンテックとブロックチェーンの専門家5人で構成される技術運営員会を設立した。

メンバーはカリブラのコアプロダクト責任者のジョージ・カブレラ三世氏、仮想通貨カストディ企業アンカレッジの共同創業者ディオゴ・モニカ氏、ユニオン・スクエア・ベンチャーズのパートナーであるニック・グロスマン氏、バイソン・トレイルズ創業者兼CEOのジョー・ラルーズ氏、マーシーコープスのディレクターであるリック・シュリーブス氏。

委員会は、リブラ・ネットワークの技術設計や開発を監督・調整する役割を担う。具体的には、技術的なロードマップの指示や、特定の問題を解決するためのワーキンググループ立ち上げ、リブラ開発者のコミュニティ構築などを担うという。

技術運営委員会は、2020年第1四半期に、技術ガバナンスのフレームワークと関連文書を公開する予定だ。

また協会は、今回の発表で、独立した委員会を創設したことが「1つの組織の管理から独立した」分散型で自治的なリブラプロジェクトの目標に沿ったものだとしている。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン