2月19日の仮想通貨ビットコイン(BTC)は1万ドルをキープした。週末から週明けにかけてビットコインは調整したが、市場関係者からは「一時的な調整」と見る声が多く出ている。

(出典:Coin360 日本時間2月19日19時30分時点)

ビットコインの調整は終了か

テクニカル分析に定評のあるアレッシオ・ラスターニ氏は、2月18日、ビットコインの調整が終わったようだという分析を共有した

同氏はラインブレイクチャートを使い、12月から2月までの長い期間、緑(プラス)のバーが連続していたと指摘。そもそも「確率論的にいって」1回も赤のバーを出さずに緑の連続が続く可能性は低かったと述べた。

(出典:Alessio Rastani「ビットコイン ラインブレイクチャート」)

また、今回のビットコインの反発が21日間移動平均線で起きたことに注目。歴史的に21日間移動平均線で反発が起きた時は、その後上昇相場が始まっていると指摘した。さらに同氏は現在はエリオット波動における第3波にあたり、一般的に第3波における調整は小さいことから、さらなる深い調整局面は見られないだろうと予想した。

その上でラスターニ氏は、20日から24日の間に今回のビットコイン調整が収束し、その後直近の高値を上回る1万1000ドル~1万2000ドルへの大きな上昇が起きる可能性があると予測した。

ビットコイン4万ドル VS ダウ4万ドル

米国の著名経済メディアMarketWatchは、2月19日、米国の主要株価指数ダウ工業株30種平均が4万ドルをつけるのとビットコインが4万ドルに到達するのはどちらが早いかツイッター上で投票。執筆時点で5500票以上集まり、ビットコイン派が53.9%とダウ派より票数を獲得している。

2月18日のダウは、2万9232ドル19セントで取引を終えた。4万ドルを達成するまで約36%上昇する必要がある。一方、ビットコインは300%ほど上がらなければ4万ドルに到達しない。

MarketWatchは、米ファンドストラット代表トム・リー氏による「ダウよりビットコインの方が早く4万ドルを突破するかもしれない」という発言を引用。今回のツイッターでの投票は、リー氏の意見に賛成するか読者に投げかけた形だ。

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