インドの仮想通貨取引所BuyUCoin(バイユーコイン)は、海外サービスの拡大に向け、エストニアの金融監査機関からのライセンスを取得した。エストニアのモバイル決済システムでウォレットプロバイダーのMobikwikと提携した。3月31日に発表している。

Mobikwikのユーザー1億700万人と300万の小売業者にリーチできるとしている。

バイユーコインのシバム・タクラルCEOは、コインテレグラフに対し、同プラットフォームが2019年後半に仮想通貨・法定通貨のライセンスを取得し、さらに今年、仮想通貨ウォレットのライセンスも獲得したことも明らかにした。

エストニアでのフルサービス展開に向けたライセンス取得には課題もあったとし、同CEOは、以下のように述べている。

「新たな規制によると、我々は、完ぺきな事業評価を証明する必要があり、現地のコンプライアンスオフィサーを持つ必要がある。例えば、教育やスキルに関する補足書類を提供する必要もあった。〔中略〕現地の取締役会もまた評価を受けなくてはならない」

こういった要件はエストニアでの新しい規制によるものだったが、バイユーコインは適切なコンプライアンスオフィサーを雇用することができ、エストニアに新たにオフィスを開設することができたという。

同社は、仮想通貨の規制に則った上で、海外でのサービス拡大を行っていく予定だという。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン