米国の仮想通貨(暗号資産)取引所ジェミナイ(Gemini)は先週、サムスン・ブロックチェーン・ウォレットとの互換性を発表した。これにより、ユーザーはサムスンのウォレットアプリを通じて、取引所とやり取りができる。

米国とカナダの「サムスン・ブロックチェーン・ウォレットのユーザーは、ジェイナイを通じて、自分の携帯電話で仮想通貨の売買や保存ができる」と、ジェミナイの運営責任者であるジーニー・ハイタワー・セリット氏はコインテレグラフにメールで述べている。

2つのプラットフォームの相互作用

サムスンのブロックチェーン・ウォレットアプリは、ジェミナイで保有されている資金を表示し、ユーザーがプラットフォームを操作できるようにする。基本的に、ユーザーは単一のエントリーポイントを通じて、ワンストップで仮想通貨に関連するエクスペリエンスを利用できる。

ハイタワー・セリット氏は次のように説明している。

「ユーザーは、サムスン・ブロックチェーン・ウォレットアプリを開き、仮想通貨を購入すると、ジェミナイのアプリに送信されて仮想通貨の購入が完了する。そして、それがサムスン・ブロックチェーン・アプリにも送られる」

現在の両社の統合は、ダウンロード可能なアプリを介してサムスンのスマートフォン「ギャラクシー」でのみ行われる。将来的にアップルのiOSでも対応するかどうかについては、ジェミナイ側は明言を避けた。

「ジェミナイのミッションは、仮想通貨を通じて個人をエンパワーすることだ。つまり、可能な限り、多くの人々が仮想通貨へのアクセスと使いやすさを拡大することが目標だ」

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン