VeChain(ヴィチェーン)が新たにリリースしたツールは、一連のホワイトラベルサービスを提供し、食品セクターはチェーン上に安全管理サービスを実装できるようになる。これらのサービスには、生産地の追跡可能性、国際間取引の追跡可能性、全工程の追跡可能性などをトラッキングするトレーサビリティテンプレートが含まれている。このツールは、生鮮食品、乳製品、アルコール、ワイン、輸入食品など、多くのサブセクターや製品に役立つものであるとVeChain財団は期待をかけている。

さらに、食品関連企業は、PwC、デロイト、DNV GLなどのサードパーティーサービスを利用できるようになり、認証、監査、保険、サプライチェーン金融サービスのコスト削減に寄与する。

「ブロックチェーンアプリを迅速に実装」

VeChainは、現在市場に参入しているBaaSプラットフォームや企業の多くが、「ノードのデプロイなど」、高レベルのフレームワークサービスの支援までしか提供していないと述べ、次のように強調する。

「この巨大な参入障壁が、食品セクターへのブロックチェーンの導入を妨げている。VeChain ToolChainを使えば、既製のブロックチェーンアプリケーションを迅速にデプロイ・実装し、実際のビジネスニーズを解決することができる」

同財団はまた、食品の栽培、加工、包装、物流、小売などを対象にモデル化されたビルトインの既製テンプレートを提供している。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン