米国大手仮想通貨取引所コインベースは、イーサリアム2.0をサポートするための計画を明らかにした。
イーサリアム2.0は、イーサリアムのスケーラビリティ改善を目的に立ち上げられる大規模なアップグレードだ。イーサリアムは、取引承認のコンセンサスメカニズムをプルーフオフワーク(PoS)からプルーフオブステーク(PoS)に切り替える。
イーサリアム2.0の最初の段階となるフェーズ0(Phase 0)の立ち上げは、12月1日と予定されている。フェーズ0の一部であるビーコンチェーンに先駆けて、ステーキング参加者が資金を用意するためのアドレスであるETH預金アドレスに必要な預金額が集まった。
コインベースは、来年初頭から「ETH1」から「ETH2」への交換サービスを提供する。また、トークンをステーキングするユーザーに対して報酬も提供する。
「ETH2トークン はビーコンチェーンにロックされたままである一方、コインベース はETH2、ETH、その他の仮想通貨のトレーディングを可能にして我々の顧客に流動性を供給したいと考えている」
PoSは、ネットワーク参加者が仮想通貨を保有することで報酬を受ける仕組みだ。
ビーコンチェーンは、シャードと呼ばれる64のサイドチェーン全てを管理する。すべてのシャードは完全なPoSシステムとして機能し、それぞれが独立して取引の履歴を管理。それぞれのノード(ネットワークに参加するコンピューター)は全ての取引を承認するのではなく、特定のシャード用に取引を承認することになる。
翻訳・編集 コインテレグラフ ジャパン