分散型取引所(DEX)プラットフォームであるUniswapは、1日あたりの平均取引高が10億ドルに近づいている。

1月はまだ3分の2しか過ぎていないが、既に分散型金融(DeFi)ブームだった9月に記録した月間取引高153億ドルを上回っている。Uniswapは19日の時点で取引高は170億ドルを超えている。1月末までに250億ドルを超え、1日の平均取引高は8億5500万ドルになるとみられている。

Uniswapのトレーダーは、2400ペア以上で取引されている1558種類のコインから選ぶことができるが、大多数のトレーダーはリスクの少ない取引を選ぶ傾向があるようだ。USDコイン(USDC)やテザー(USDT)、ダイ(DAI)などのステーブルコインとイーサリアム(ETH)の取引が、過去24時間の取引高の45%を占めている。

昨年12月15日、Uniswapの創設者であるヘイデン・アダムズ氏は、プラットフォームのこれまでの取引高が500億ドルを超えたとツイートしていた。その際に、いつ1兆ドルに達するか?とコミュニティに質問したが、回答者の約50%が2021年中に発生すると答えていた。

現在、Uniswapの累計取引高は約700億ドルに達しており、年末までに1兆ドルを達成するためには1日平均27億ドルの取引高が必要となる。

Uniswapの戦略担当者であるマテオ・レイボウィッツ氏は「1日あたりの取引高で10億ドルがニューノーマルだ」と述べている

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン