仮想通貨(暗号資産)取引所ビットフライヤーは28日、2020年12月の預かり資産(法定通貨と仮想通貨の合計)が2892億円を突破し、過去最高を記録したと発表した。これまでの最大は仮想通貨バブル期2017年12月だった。

ビットフライヤーの預かり資産は8月ごろから、ビットコイン相場の上昇とともに増加傾向にある。

今回の預かり資産上昇についても「2020年秋頃よりビットコイン価格の上昇とともに推移し、2020年12 月時点で預かり資産2,892億円を突破しました。ビットコインのバブル期といわれる2017年12月の記録を3年振りに更新しました。」とした。

同社の2020年12月の月次開示によると、ビットコイン現物の取引金額は6243億9500万円で、証拠金は8兆4199億7300万円と、10月までは上下を繰り替えてしていたが、11月以降は取引金額が急増している。

ビットコインは、2020年12月に2017年の過去最高値を更新した。日本暗号資産取引業協会(JVCEA)のデータによると、仮想通貨の利用者口座数のうち、口座開設数を表す「設定口座」は2020年11月時点で370万8471と過去最高を更新。利用者の預託金残高も仮想通貨と法定通貨の合計で7935億4700万円(2020年11月)となり、2018年9月の統計情報公表以来過去最高となっている。