2000人以上のオーストラリア人投資家を対象にした調査によると、仮想通貨は金や銀よりも人気のある投資対象だが、株式と肩を並べるにはまだ長い道のりのようだ。

オーストラリアの仮想通貨取引所BTCマーケッツが実施した調査によると、オーストラリアの投資家の12.6%がビットコインもしくはほかの仮想通貨を保有しているのに対して、貴金属を保有しているのは12.1%だった。

ただし、投資家にとっては株式が圧倒的な存在だ。63.6%が株式を直接保有し、28.8%が上場投資信託もしくは運用ファンドに投資している。不動産も人気のある投資(25.8%)だ。

オーストラリアの仮想通貨投資家はビットコインとイーサリアムを強く支持しており、83.2%がビットコイン、42%がイーサリアムを保有しており、リップルが28.5%、ライトコインが18%、ビットコインキャッシュが12%と続いている。

調査によると、仮想通貨投資家の約3分の1が2020年3月の新型コロナウィルスによる市場暴落の後に最初の投資を行ったことがわかった。

ここ数か月で多くの仮想通貨が過去最高値を記録しているが、オーストラリアの投資家の51%はすぐに仮想通貨を売却するつもりはないと述べ、31%は少なくとも3年間の保有後に撤退する予定だという。売却もしくは利益を得ようとしている49%のうち、5人に1人は仮想通貨に再投資するつもりだという。

オーストラリアの暗号投資家の年齢層で最も多いのは25〜34歳(36.3%)であり、35〜44歳の30.1%がそれに続いた。男性は暗号投資家の63%を占めている。