新しい調査によると、米国の成人の3分の2は、ビットコイン(BTC)のような仮想通貨についてもっと学び、それらを保有することに関心を持っている。

ウィンクルボス兄弟の仮想通貨取引所ジェミナイは、米国の仮想通貨市場における消費者のトレンドに関する新しいレポートを公開した。データは18歳から65歳までの米国人で、世帯年収が4万ドル以上ある人々を対象に調査している。

レポ―トでは、2021年の間に米国の仮想通貨投資家のすそ野が拡大し、多様化していると指摘している。回答者の64%が仮想通貨に関心があると回答している。つまり現在は仮想通貨を所有していないが、それについて学び、購入する予定だという。

この調査によれば、米国の人口の約14%、つまり2120万人の成人が現在仮想通貨を保有していると推定している。回答者の約13%が2021年に仮想通貨を購入する計画を示したため、この値は今年中に倍増する可能性がある。

レポートの推定によると、現在の仮想通貨保有者の女性の割合はわずか26%となっている。これは潜在的に女性投資家が拡大する余地があるともいえる。実際に調査によると、男性よりも女性の方が仮想通貨に参入する意思を示す傾向が高いという。

ジェミナイの最高執行責任者(COO)のノア・パールマン氏は「この新しい調査は、仮想通貨の投資家基盤が多様化していくことを示している。参加者のすそ野が広がることは、市場が長期的に進化していくことにつながる」と語っている。ジェミナイとしても安全性と規制への適合を優先しながら、仮想通貨に関する教育コンテンツを拡大させていくと、パールマン氏は付け加えている。