スマホ証券アプリのロビンフッドは、アプリ上での仮想通貨ウォレットのテストを始める。

22日のブログ記事によると、ユーザーが仮想通貨を送受信できるデジタルウォレット機能のテストをアプリ上で10月に開始する予定だという。この動きは、ロビンフッドユーザーがアプリを使用してより多くの仮想通貨取引を行うことを促す可能性がある。現在、ロビンフッドでは米ドルで仮想通貨を購入し、プラットフォーム上で取引することしかできず、ユーザーは仮想通貨を入出金することはできない。

ロビンフッドは、デジタルウォレットが対応する仮想通貨銘柄は明らかにしなかったが、同アプリは現在、ビットコイン(BTC)、イーサ(ETH)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)、ビットコインSV(BSV)、ドージコイン(DOGE)、およびイーサリアムクラシック(ETC)の手数料無料取引を提供している。同社は、「ハッキングやその他の脅威からコインを安全に守るため」本人確認、多段階認証、電子メールや電話による認証などのセキュリティ機能を搭載したウォレットを計画していると述べた。

ロビンフッドは今年初めに人気が急上昇したが、これはおそらく、レディットの個人投資家が価格を吊り上げようとしてドージコインを購入したことが原因だ。それ以来、ロビンフッドは、ユーザーが複数の仮想通貨を日、週、隔週、または月単位で購入できる定期的な投資機能など、利用オプションを増やしてきた。

ロビンフッドは3年前に仮想通貨取引を導入。昨年は取引量が大幅に増加した。同社は2020年通期で500万ドルの仮想通貨取引を処理し、2021年の第2四半期には2億3300万ドルを計上した。これは四半期収益である5億6500万ドルの41%に相当する。