米証券取引委員会(SEC)は、何度かの延期を経た後、米投資会社スカイブリッジが申請していたスポット型のビットコイン上場投資信託(ETF)の不承認とした。

SECは20日、スカイブリッジらが申請していた「ファースト・トラスト・スカイブリッジ・ビットコインETF」のニューヨーク証券取引所Arcaに上場するという申請を却下した。SECは、「詐欺的で相場操縦的な行為を防ぐように設計された」ものでなく、「投資家と公共の利益を保護する」ものでもないと述べている。

スカイブリッジは2021年3月にビットコインETFの申請を行ったが、SECはその後7月と11月に過去2回ETFの審査期間を延長していた。

SECは、11月にヴァンエックのスポット型のビットコインETF、12月にはウィズダムツリーのスポット型ETFを同様に拒否決定している。現在までのところ、SECはスポット型のETFを承認していないが、プロシェアーズやヴァルキリーなどのBTC先物とリンクしたビットコインETFについては承認している。