世界最大のビットコイン(BTC)保有量を誇るビジネスインテリジェンス企業であるマイクロストラテジーは、ライトニングネットワークベースのSaaS型プラットフォームを構築するため、ビットコインライトニングのソフトウェアエンジニアを求人している。

マイクロストラテジーのウェブサイトに掲載されている求人情報によると、新しいエンジニアは、企業のサイバーセキュリティの課題に対処し、新しい電子商取引のユースケースを可能にするライトニングネットワークベースのプラットフォームの構築を担当するとのことだ。

1989年創業のマイクロストラテジーは、2020年8月にビットコインの購入を開始し、記事執筆時点で25億7000万ドル相当の13万BTCを保有するに至っている。直近では9月20日に301BTCの購入が発表されている。これまでのBTC購入にかかった費用は約39億8000万ドルにのぶる。マイクロストラテジーは現在、存在するすべてのBTCの0.62%を保有している。

マイクロストラテジーの共同創業者で前CEOのマイケル・セイラー氏は、ビットコイン支持者としてよく知られている。同氏は8月2日にCEOを辞任したが、同社の会長にとどまっている。

ライトニング・ネットワークは、決済のスループットを上げ、取引手数料を下げるために設計されたビットコインのレイヤー2プロトコルである。2018年にデビューして以来、ピアツーピアの取引を送信しつつ、ゆっくりとした着実な進歩を遂げている。