アルゴランド財団のStacy WadenCEOは、仮想通貨取引所コインベースがリテール顧客向けのアルゴランド(ALGO)のステーキング報酬を停止するという決定をツイッターで明らかにした。しかし、コインベースとアルゴランドの両者で、この動きについて異なる見解を挙げている。

WadenCEOのツイートによると、コインベースは、米証券取引委員会(SEC)が発行したウェルズ・ノーティスを受けて商品とサービスのポートフォリオを評価するため、3月22日にALGOトークンの報酬を終了することをアルゴランドに突如通知したという。

ただしこの変更は、機関投資家向けのALGOトークン取引とガバナンス報酬には影響しないと、WadenCEOは主張した。

しかし、コインベースはウェルズ・ノーティスとの関連性を否定している。コインベースの広報担当はコインテレグラフに対し「アルゴランドのニュースは関係ない」と語り、ALGOの報酬を停止することは最近の規制の動きと関連していないと断言した。

"コインベースは、報酬を提供するために資産発行者とともに働き、最高の顧客体験を確保するためにオファーを継続的に再評価している。それで我々は今回、アルゴランドの報酬を中止することを決定した。"

コインベースは3月22日にウェルズ・ノーティスを受け取った。同取引所の最高法務責任者Paul Grewalによるとウェルズ・ノーティスは「コインベースが数ヶ月にわたって登録に関する複数の提案をSECに提供し、そのすべてがSECが最終的に対応を拒否した後」に送付されたと明らかにしている。