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TwitterジャックCEOの決済会社Square、ビットコイン決済事業で134億円相当の売上

2019年第2四半期決算を発表。米国で展開のBTC対応決済アプリはリリース3年で260倍まで成長

(Image: Shutterstock.com)

Twitterのジャック・ドーシーCEOが同じくCEOを務める決済サービス会社Squareは8月1日、2019年第2四半期(4月から6月)の決算報告を行った。同社が米国で提供する決済アプリ「Cash App」はBitcoin決済に対応しており、2019年第2四半期におけるCash Appの総売上高は2億6000万米ドル(278億円相当)。うち、Bitcoin決済がおよそ半分となる1億2500万米ドル(134億円相当)を占める。Cash App全体の粗利益高は200万米ドル(2億1400万円相当)だった。

Cash Appは2018年1月よりBitcoin決済に対応を開始した。アプリがリリースされた2016年第2四半期の売上高は100万米ドルであったが、3年間で260倍の規模にまで成長したこととなる。

POS機器の販売などを含めたSquare社の事業全体では、2019年第2四半期の総売上高は約11億7400万米ドル(1257億円相当)。粗利益高は4億6600万米ドル(499億円相当)である。

Square社の2019年第2四半期の決算(Square社「Q2 2019 Shareholder Letter」より引用)

Square社は日本法人を立ち上げ、国内向けのキャッシュレス決済導入にも積極的だ。日本でのBitcoin決済の導入については今のところ明言していないものの、三井住友カードらと提携し、群雄割拠のキャッシュレス決済市場に台頭している。また、同社はBitcoinのコア開発にも投資しており、米Squareの子会社Square Cryptoでオープンソースの開発者の雇用を行っている。