日本のゲーム大手・バンダイナムコは企業の知的財産(IP)のNFT化支援などを担うdouble jump.tokyoへ出資を発表した。
撮影:西山里緒
ゲームメーカー大手のバンダイナムコエンターテインメントとバンダイナムコライブクリエイティブは9月3日、ブロックチェーンゲームの開発・運営を手がけるdouble jump.tokyo(DJT)への出資を発表した。調達額は非公表。
プレスリリースによると、バンダイナムコグループは「DJTへの出資を通じて、エンターテインメント領域における新たな価値創造を目指す」としており、今後バンダイナムコが有する知的財産(IP)のNFT(※)化を進めていくものと考えられる。
※NFT…Non Fungible Token(非代替性トークン)。ブロックチェーン技術を使ったデジタル資産の一種。画像や音声など特定のデータを唯一無二のものとして証明できる。
double jump.tokyoは2018年に創業。2021年、同じくゲームメーカー大手のスクウェア・エニックス、セガともそれぞれ協業を発表している。
スクウェア・エニックスが2012年から展開しているオンラインカードゲーム「ミリオンアーサー」は、LINEブロックチェーン上で「NFTデジタルシール化」されることが発表され、今夏の販売が予定されている。
なお、double jump.tokyoは9月3日、Zホールディングスの子会社「Z Venture Capital」と仮想通貨取引所大手のbitFlyerからも同じく第三者割当増資の実施を発表している。
(文・写真、西山里緒)