ブロックチェーンを考える(4) 「全員が平等」な分散処理
中央大学教授 岡嶋裕史
ブロックチェーンでは、コンピューター同士が直接データをやりとりするピア・ツー・ピア(P2P)システムが多く採用されます。必須ではありませんが、P2Pにしないとあまりブロックチェーンにした意味がありません。
ネットワークのつなぎ方には、中央に管理システムを置いた集中処理や、権能や資源を分散させた分散処理があります。例えば「クライアントサーバーシステム」は、クライアント(サービスされる側)とサーバー...
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