市税滞納者の仮想通貨122円を差し押さえ 寝屋川市

森下裕介
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 大阪府寝屋川市は13日、市税を滞納していた市内の30代の男性について、仮想通貨(暗号資産)122円相当を差し押さえた、と発表した。市は、自治体が仮想通貨を差し押さえるのは全国初と説明している。

 滞納債権整理回収室によると、男性は2013~17年度の市税計約315万円を滞納。市が文書などを通じて督促したが応じなかったため、今年9月、男性の銀行口座から14万1400円を差し押さえた。

 その後、銀行口座の記録から、仮想通貨交換会社との間に入出金があることが判明。10月に、男性がこの会社に預けていた仮想通貨を差し押さえたという。

 同室の担当者は「今後も仮想通貨による資産隠しなどを想定し、積極的に調査していきたい」と話している。(森下裕介)

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