【12月16日 CNS】中国の検索エンジン大手「百度(Baidu、バイドゥ)」が1年に1度年末に実施する「百度沸点2019年度ランキング」がスタートした。9日にまず発表されたのは「2019年度科学技術用語」で、トップ3は「人工知能(AI)」「5G」「ブロックチェーン」となった。

【あわせて読みたい】今年の10大流行語 「お前の感覚は要らない、重要なのは私の感覚」など 中国

「百度沸点」は、百度が毎年年末に行うビッグデータ総括の結果に基づくランキングの名称で、ネットユーザーが行った検索とネットサーフィンのビッグデータから、過去1年間に各領域で最も頻繁に見られたキーワードや話題を抽出する。

 そのうち科学技術領域の10大用語では、上記の他に「ロボット」「VR(バーチャルリアリティー)」「AI人捜し」「知能家具」「IoT(モノのインターネット)」「顔認証決済」「AR(拡張現実)」が選ばれた。

 百度はこれに続き、「年度流行語」「年度注目人物」「年度TVドラマ」などのランキングを発表する予定。

 百度のプラットフォームユーザー数は延べ10億人を超すとされる。公開データによると、百度を使った検索の市場占有率は72%を超え、百度が流す情報の1日当たりの配信量は150億回を超える。このため、「百度沸点」はネットユーザーの関心度を表す最も権威あるランキングと見なされている。(c)CNS/JCM/AFPBB News