ウズベキスタン、国営マイニングプール開設へ

（Image: Shutterstock.com）

ウズベキスタン政府機関の国家プロジェクト管理庁（NAPM）は1月13日、国営マイニングプール（仮想通貨採掘所）の運営計画を発表した。ウズベキスタンは来週、政府認可の暗号通貨取引所の開設も予定しており、官製の仮想通貨振興をもくろんでいる。Bitcoin.comなどが伝えた。

NAPMは、国営マイニングプールの運営によって、国内外のマイナーの能力強化に貢献すると表明した。ウズベキスタンの仮想通貨マイニングの透明性とセキュリティを高め、海外投資家にアピールする狙いもある。

報道によると、ウズベキスタンでは1月20日、政府のライセンスを受けた初の仮想通貨交換所で、韓国企業が運営する「Uznex」がオープンする予定。

ウズベキスタンは2018年9月に仮想通貨ライセンス制度の構築に着手。仮想通貨合法化への道を踏み出すとともに、ブロックチェーン技術の振興にも乗り出した。

とはいえ、国内では仮想通貨取引を抑制する政策も同時に導入されている。現地の報道によると、昨年12月、ウズベキスタン国民は、政府が認可した仮想通貨交換所以外での取引を禁じられた。また、仮想通貨マイニングに使う電力使用料金を、通常の3倍にする政策も導入されたという。

NAPMは仮想通貨取引をめぐる相反する政策について、「国営マイニングプールの利用者には、通常の電気料金を適用する」と説明。国営マイニングプールや認可された仮想通貨交換所にユーザーや業者を囲い込む考えを示した。