英財務省とイングランド銀、中銀デジタル通貨でタスクフォース

英財務省とイングランド銀、中銀デジタル通貨でタスクフォース
英国のスナク財務相は19日、イングランド銀行(英中央銀行)のデジタル通貨の可能性を探る新たなタスクフォースの設置を発表した。3月3日の代表撮影。(2021年 ロイター)
[ロンドン 19日 ロイター] - 英国のスナク財務相は19日、イングランド銀行(英中央銀行)のデジタル通貨の可能性を探る新たなタスクフォースの設置を発表した。
同相は金融業界の会議で「中銀デジタル通貨の可能性に関する予備的作業で連携するため、財務省とイングランド銀行で新たなタスクフォースを立ち上げる」と表明。「分散型台帳技術といったテクノロジーでイノベーションを進める企業を対象に新たな金融市場インフラ『サンドボックス』も立ち上げる」と述べた。
政府は「できる限り最高の規制基準」を確保しつつ、株式取引の制約を緩和するといった資本市場改革に取り組むとした。
イングランド銀行はタスクフォースについて、「国内で中銀デジタル通貨を導入するか、政府とイングランド銀は決定を下していない」とし、利益やリスク、実用性について関係先と広く協議していくと説明した。
タスクフォースは、イングランド銀行のジョン・カンリフ副総裁と財務省のキャサリン・ブラディック金融サービス局長が率いる。

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