仮想通貨が急落、韓国の若者直撃 借金投資で含み損も
ソウル支局長 鈴木壮太郎
ビットコインに代表される暗号資産(仮想通貨)の価格急落が韓国の若者を直撃している。少額から始められる手軽さから大学生の4人に1人が投資するほど過熱しているが、突然の急落で含み損を抱えた人が出ている。借金して投資している若者も多く、相場が回復しないと破産者が続出しかねない。
4割急落にぼうぜん自失
「何も考えられない。やりきれない思いです」――。アルバイトでためた100万ウォン(約10万円)を仮想通貨投資につぎ込んだ女子大生は目の前が真っ暗になった。4月の高騰で一時は500万ウォンの利益が出たが、直後に40%急落した。まだ元本割れはしていないが、含み損が発生した友達もいる。「値上がりするまで耐えるしかない。何年後になるかはわからないけど……」
韓国では仮想通貨投機が過熱する。業界推計では全世界の仮想通貨取引の1割を韓国が占め
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いま韓国・北朝鮮で何が起きているのでしょうか。 朝鮮半島の情勢は、日本の政治や経済に大きく関わっています。 このコラムでは、いま日本が知っておくべき朝鮮半島の政治・経済の裏側や、日本社会への影響などについて、日本経済新聞独自の視点でお伝えします。
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