仮想通貨売買高、6月は40%減=クリプトコンペア

仮想通貨売買高、6月は40%減=クリプトコンペア
英調査会社クリプトコンペアが12日に公表したデータによると、主要な暗号資産(仮想通貨)交換所の売買高が6月に40%超減った。写真は6月29日撮影(2021年 ロイター/Dado Ruvic)
[ロンドン 12日 ロイター] - 英調査会社クリプトコンペアが12日に公表したデータによると、主要な暗号資産(仮想通貨)交換所の売買高が6月に40%超減った。中国での規制強化やボラティリティー(相場変動)の低下が取引を抑える要因となった。
現物市場の売買高は前月比42.7%減の2兆7000億ドルだった。先物は40.7%減の3兆2000億ドル。
クリプトコンペアは「中国が引き続きビットコインのマイニング(採掘)に対する取り締まりを強化する中、逆風が吹き続けた」と指摘。「価格の下落と相場変動の低下の両方が現物市場の売買高を押し下げた」と話した。
売買高が最大の仮想通貨、ビットコインは6月に6%超下落し、1月以来の安値を付けた。中国当局がビットコインの取引と採掘に対する取り締まりを前月から強化したことが影響した。当局の動きを受け、5月は35%下落していた。
暗号資産の売買高は、価格が乱高下する時期に急騰する傾向がある。
世界各国の当局からの監視に直面してきた主要な仮想通貨交換所のバイナンスは、現物の売買高で最大のプラットフォームの座を維持した。ただ、売買高は6月に56%減の6680億ドルとなった。

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