イーロン・マスク、インフレ対策に不動産など物理的に存在するモノへの投資を勧める…でも「仮想通貨は売却しない」

イーロン・マスク

イーロン・マスクは、ビットコインやドージコインなどの仮想通貨を提唱している。

Patrick Pleul/Pool via Reuters/File Photo

  • イーロン・マスクはTwitterのフォロワーに、インフレのときは物理的なモノを所有するようアドバイスした。
  • 彼はビットコインやイーサリアム、ドージコインなどの仮想通貨は例外とするようで、それらは売却しないという。
  • 世界で最も裕福な人物であるマスクは、物理的に所有しているモノはほぼすべて売却すると、2020年に語っていた。

イーロン・マスク(Elon Musk)は2022年3月14日、不動産や株のように物理的に存在するモノを所有する方がいいとアドバイスした。だが彼は、自身が保有しているビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ドージコイン(DOGE)は売却しないとつけ加えた。

テスラ(Tesla)やスペースX(SpaceX)のCEOで、世界で最も裕福な人物であるマスクは、インフレが進んでいるときは、米ドルの代わりに物理的なモノを所有する方がいいと語った。だが、仮想通貨は例外のようだ。

インフレに関するTwitterのスレッドで、マスクはこう述べた。

「一般的な原則として、このスレッドでアドバイスを求めている人には、インフレのときは米ドルより不動産や株など物理的に存在するモノを所有することを勧める」

さらに彼は、「私はまだビットコイン、イーサリアム、ドージコインを所有していて売却はしない。どうなるかはわからないが」と付け加えた。

アメリカのインフレは2月、前年比で+7.9%を記録し、アメリカ労働統計局(BLS)によると1982年以来の高水準になった。

マスクは、テスラとスペースXは、原材料や物流の面でかなりインフレの影響を受けていると述べている

マスクは2020年5月、数百万ドルの不動産を含め、彼が所有する物理的なモノのほぼすべてを売却する予定であると発表した。そして2021年12月、彼は最後に残っていた自宅売却した

彼は、警告付きではあるが暗号資産(仮想通貨)の支持者だ。彼はいつもドージコインへの支援を表明しており、テック業界の主要人物と仮想通貨のメリットについて議論することもある。

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