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暗号資産を狙って監禁・強盗を実行犯に指示した疑いが強まったとして、京都府警は11日にも、住居職業不詳の男(55)ら数人を営利目的略取、監禁、強盗致傷の容疑で逮捕する方針を固めた。捜査関係者への取材でわかった。男らは九州などで活動した準暴力団の関係者とみられ、府警が資金の流れを調べている。
捜査関係者によると、男らは昨年6月、仲間と共謀し、大阪市のジムでトレーニングをしていた男性(32)を連れ去り、京都市や奈良県吉野町のゲストハウスなどに24日間にわたり監禁。暗号資産のパスワードを聞き出し、計約1億8000万円相当のビットコインや現金を奪うなどした疑いが持たれている。
事件を巡っては、府警が今年1月以降、ジムの経営者ら事件の実行犯9人を逮捕。逮捕後の捜査の過程で、男らが実行犯らに事件を指示していた疑いが浮上した。
男らは、実行犯の1人で1月に逮捕された自営業の男と金銭トラブルを抱えていたコンサルタント業の男性から債権回収の依頼を受けていたという。