世界を変える30歳未満600人 「30アンダー30」発表

左から、「30 UNDER 30 2018」LAW & POLICY部門に選出されたストックトン市長のマイケル・タブス、イーサリアム共同創設者のヴィタリック・ブテリン、モデルのカーリー・クロス(Gettyimages.com)

フォーブスは14日、各業界に革新をもたらす若手600組を集めた「30アンダー30」リストを発表した。

同リストでは、20業界を対象に、30歳未満の注目の若手をそれぞれ30組選出。発表は今年で7回目を迎え、これまでに世界各国から選出された人数は5000人に迫っている。

今年の600組は非常に精力的な面々で、それぞれの業界の境界線を押し広げ、従来とは異なる形で富と名声を得ている。

たとえば、ヘルスケア企業の3T Biosciences社を立ち上げた若き科学者のリア・サイベナー(26)とマービン・ジー(26)は、ヒトの白血球にがん細胞を攻撃させる治療法の開発に取り組んでいる。また、スタンフォード大学を中退したオースティン・ラッセル(22)のLuminar Technologies社は、製造業界で自動運転車技術を躍進させている。

教育・社会起業家の分野では、負債総額が1兆4000億ドルにも上る米国の学生ローン危機の問題に挑むNextGenVest社のケリー・ピーラー(29)や、教師の住宅購入を支援するLanded社を立ち上げたジェシー・ボーン(28)らが選ばれた。

また、「ペットケア版Airbnb(エアビーアンドビー)」サービスを展開するRover社のフィリップ・キミー(28)や、「寿司ブリトー」なるメニューを一般に浸透させたファストフードチェーンPokéworksのピーター・ヤン(29)も今年の顔ぶれには含まれている。10代にしてリスト入りを果たした強者も14人いた。

知名度が高い顔触れとしては、女優のヘイリー・スタインフェルドやアマンドラ・ステンバーグ、今年のテニス全米オープン女子シングルスで優勝したスローン・スティーブンス、NFLアトランタ・ファルコンズのフリオ・ジョーンズ、DJ/プロデューサーのマシュメロ、オペラ歌手のジャッキー・エヴァンコ、スーパーモデルのカーリー・クロス、ユーチューバーのジジ・ゴージャスらがリスト入りした。

今年の「30アンダー30」の完全版リストはフォーブスの英語版ウェブサイトで公開されている。

翻訳・編集=遠藤宗生

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