千葉県で仮想通貨を巡るトラブル相談が増加
千葉県内でインターネット上の仮想通貨を巡るトラブルが増えている。千葉県の集計によると、県と市町村の消費生活相談窓口に寄せられた相談件数は4~10月で70件。すでに2016年度の44件を上回った。県消費者センターは「不安を感じたり、困ったりしたときは相談してほしい」と呼びかけている。
県消費者センターには「『もうかる』と言われ仮想通貨を購入したが、事業者と連絡が取れなくなった」「高齢の親がよく理解しないまま購入してしまった。解約して全額返金してほしい」といった相談が寄せられている。相談件数の4割は60歳以上で、高齢者がトラブルに巻き込まれるケースも目立つという。
仮想通貨の取引に関する注意事項として、県消費者センターは(1)業者が金融庁や財務局への登録を済ませているかどうかホームページで確認する(2)業者から説明を受け、取引内容やリスクをよく理解する――などを挙げている。