金融庁は２日、仮想通貨の取引所「コインチェック」に立ち入り検査を行った。

５８０億円分の仮想通貨「ＮＥＭ」が流出した問題を受け、金融庁は午前８時前、検査官１０人で立ち入り検査に入り、顧客の資金の管理状況などを調べた。

金融庁は今月１３日までに業務改善の報告を出すようコインチェックに求めていたが、それを待たずに検査に踏み切った理由について金融庁のある幹部は「いくら話を聞いても、どういう人間がどういうセキュリティーを動かしているのか、全然わからない」としている。

金融庁は今後、取引所の規制を強める方針だが、仮想通貨をどこまで規制すべきか問われている。