サウジ中銀、ブロックチェーン技術を試験導入 米リップルと契約

[ドバイ 15日 ロイター] - サウジアラビアの中央銀行は、国際決済でブロックチェーン技術を試験的に利用するため、米新興企業リップルと契約したと明らかにした。
中銀がこうした試験的プログラムを行うのは、これが初めて。このプログラムで、サウジの国内銀行はリップルのソフトを使い、国際間の即時決算が可能になるという。
リップルによると、決済にかかる時間が短縮され、手数料も低下するほか、国際決済の透明性が高まる。導入に関心がある国内行に中銀がトレーニングを実施する計画という。
湾岸諸国の大半の規制当局は当初、フィンテックに懐疑的な見方を示していた。サウジの中銀は昨年、ビットコイン取引は中銀の規制・管理下にないと警告していた。
ただ、地域の金融センターとしての地位向上を狙うバーレーンは、デジタル通貨の利用を模索している。また、ここ数カ月、湾岸諸国の他の当局が追随する動きもみられる。

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