金融相談、仮想通貨関連7倍に 北海道財務局
17年度
北海道財務局がまとめた2017年度の金融に関する相談の受け付け状況によると、仮想通貨関連の相談件数は16年度比7倍の49件に上った。特に、仮想通貨に対する信用不安が高まった17年度後半に、仮想通貨交換業者の登録確認や行政への質問・要望が相次いだ。全体の相談件数は2%減の428件だった。
仮想通貨は値動きの大きさなどから個人投資家の人気が集まったが、1月には不正流出事件が起きるなど安全性の低さが露呈した。「仮想通貨を勧められて購入したが、上場されず売買できない」などの相談があった。
全体の相談件数に占める仮想通貨関連の割合は11%で、16年度(2%)から急増した。銀行・信用金庫に関する相談は全体の24%に上り、最も多かった。