Photographer: James MacDonald/Bloomberg
Cojp
ビットコイン、商取引決済での利用減-「現実的に使えない」との声も
Olga Kharif-
昨年9月をピークに利用は減少基調-チェーンアナリシス調査
-
不正取引に遭ってもビットコイン決済を取り消すことができない
商品やサービスの代金をビットコインで支払っている人はどれくらいのだろうか。
大手17の商取引向け仮想通貨決済サービスがビットコインで受け取った資金は昨年9月の4億1100万ドル(約460億円)がピーク。その後は下落基調が続いている。今年5月には6000万ドルにまで落ち込んだ。ブルームバーグ・ニュースがスタートアップ企業チェーンアナリシスに委託した調査で分かった。
ビットコインの提唱者は、最もよく知られているこの仮想通貨がいずれビジネスで使われるマネーとして現金に取って代わると主張し続けているが、実際には商取引での利用は減っている。
国際コンピューターサイエンス研究所のニコラス・ウィーバー上級研究員は「現実的に使えない。クレジットカード決済と比べビットコイン取引の正味費用は非常に大きい」と電子メールでコメント。店舗や消費者が不正取引に巻き込まれても、ビットコイン決済を取り消すことができないことも問題だと指摘した。
原題:Bitcoin’s Use in Commerce Keeps Falling Even as Volatility Eases(抜粋)
最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
LEARN MORE