仮想通貨NEMの団体、日本支部を開設
仮想通貨NEM(ネム)の普及を目指す国際団体であるNEM財団は、日本支部を立ち上げた。一般社団法人NEM JAPAN(ネムジャパン、東京・港)で、ネムに採用するブロックチェーン(分散型台帳)技術を日本企業に普及させるため、情報発信に力を入れる。
開設は28日付。同法人を窓口としてブロックチェーン事業への参入を検討する企業などを対象に、エンジニア向けセミナーやコンサルティングなどを提供する。日本の仮想通貨交換会社でのネムの取引も働きかける。
ネムは2015年に公開された仮想通貨。1月にコインチェック(東京・渋谷)から約580億円のネムが流出した際に、ネム財団や「ホワイトハッカー」と呼ばれる有志の技術者らが流出先の口座を追跡するなどして話題になった。
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