ウィルズ、7/3よりブロ ックチェーンを活用した株主管理サービス・電子議決権の実証実験開始
株式会社ウィルズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:杉本光生。以下、「当社」)は、ブロックチェーン技術を活用した株主管理サービス(※共通株主優待コイン「WILLs Coin」、並びに電子議決権「WILLs Vote」)の実証実験を 2017年7月3日より開始。
尚、当社の株主管理サービスにおいて、ビッグデータの分析基盤としてマイクロソフト社のパブリッククラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」、テックビューロ社のブロックチェーン技術「mijin®」を採用しています。
■ブロックチェーン技術の導入目的
当社の「プレミアム優待倶楽部」事業において、上場企業各社が株主優待を目的として株主に付与する株主優待ポイントの他、会員登録、企業アンケート、閲覧、議決権行使といった株主のアクションに対するアクションポイントを提供することで、個人株主の電子化を促進させて参りました。
今般、Fintech の中核技術であるブロックチェーン(地理的に分散されたネットワーク上の共有台帳管理)上でポイント利用や議決権の行使履歴を記録・管理することで、「データ整合性の担保」「改ざん不能」「消失しない」といったブロックチェーンの特性をいかしたプラットフォームを提供することが可能になります。具体的には、各社がそれぞれ付与していた株主優待ポイントを共通株主優待コインに統合させることができ、また信頼性の高い電子議決権行使の仕組みまで実現します。これらにより、当社が注力してきた「IR-navi」事業における機関投資家や外国人投資家、並びにアナリストへのリーチのみならず、アクティブな個人投資家を含めた効率的な株主の一元管理サービスを提供することが狙いです。
(1)共通株主優待コイン「WILLs Coin」の概要
当社は、プレミアム優待倶楽部を導入している上場企業各社が、株主優待を目的として個人株主に付与する株主優待ポイントを、株式保有年数に応じた交換手数料(1 年目 15%/2 年目10%/3 年目 5%)で共通株主優待コイン「WILLs Coin」と交換し、複数銘柄の株主優待ポイントを合算することが出来ます。(例:1 年目交換レート:1,000 ポイント→850 WILLs Coin)
今まで各社毎に分散されていた株主優待ポイントは「WILLs Coin」と交換して、合算することでより魅力的な優待商品やサービスと交換することができるようになります。
個人株主向け会員制サイト「プレミアム優待倶楽部 Portal」(β版)上では、交換した株主優待コイン「WILLs Coin」を様々な優待商品やサービスと交換できる他、透明性の高いリアルタイムアンケートの他、株主との双方向マーケティングツールとして、効率的な株主管理サービスの一部を実現します。
(2)電子議決権「WILLs Vote」の概要
当社は、ブロックチェーンの特性を活用した電子議決権「WILLs Vote」の実証実験を開始致します。ブロックチェーン(地理的に分散されたネットワーク上の共有台帳管理)上で、株主の保有株式数に応じた議決権を個々に発行し、議決権受領者からのみ行使を受け付けることで、透明性の高い、なりすましが不可能な 24 時間リアルタイム行使を実現します。
議決権行使時は、株主名簿に記載されている株主番号で専用サイトへのログイン認証を行うことで、議決権行使が可能になります。
議決権行使を行った後の行使結果は、マルチシグネチャ(複数電子署名)により、複数人による署名が行われるまで確認することが出来ない為、セキュアな議決権行使結果の集計が可能になります。
▼本邦初、株式市場におけるブロックチェーン技術を用いた株主管理サービスの実証実験開始、並びに商用利用受付開始
▼ウィルズ 公式WEBサイト