2017年08月09日

村式、ブロックチェーン技術を活用した国際間取引プラットフォーム「＆go」提供開始

キーワード: ビットコイン; ブロックチェーン

村式株式会社（鎌倉市代表取締役：住吉優）は、2016年度の経産省“⾶びだせJAPANプロジェクト”のモデル事業として⽇本̶フィリピン間における実際の貿易決済に暗号通貨を導⼊した商取引プラットフォームの実証実験を⾏い、取引の迅速化と⼤幅なコストダウンに成功。ブロックチェーン技術と運営ノウハウを活⽤して、新たなインターネットサービス「&go（アンドゴー）」を開発し、⾃社事業としてグローバル展開することを⽬指します。まずは暗号通貨によって国際間の決済を⾏う際のコミュニケーションをサポートするサービスプラットフォームの提供を開始。
▼村式：&go（アンドゴー）:新たな資本主義社会の実現をめざすオープンなPtoPプラットフォーム

村式、国際間取引プラットフォーム「＆go」提供開始

■＆go（アンドゴー）とは

スムーズな国際間ビジネスを加速させるコミュニケーションプラットフォーム

＜2017年8⽉に公開のベータ版サービス内容＞
◎直感的なUI、楽しいデザインで、煩雑な商取引ステップを簡単でわかりやすく
◎ビジネス取引も履歴の残るチャットで
◎相⼿と顔が⾒えるビデオ通話、その場で写真を撮って送信など、まるで友達とのコミュニケーションを楽しむように
◎ひとつの商取引から、新しい可能性を⽣む、信⽤度評価システムを実装したプロフィール機能
◎商業利⽤以外にも、海外留学や駐在、旅⾏などでも⼿軽に利⽤可能

■＆go（アンドゴー）実証実験の仕組み

ユーザーは、&goのサービスプラットフォームから、ユーザーが契約するBitcoin交換所に接続できます。そのため、Bitcoin交換所における国際間取引決済（当該交換所における決済はBitcoinによる決済のため、⾃国通貨を相⼿先通貨や基軸通貨へ変換する必要がありません。）の遂⾏がスムーズとなり、ビジネス決済に関わるさまざまな煩雑さが軽減されます。
&goのサービスプラットフォームは、複数のBitcoin交換所におけるレート変動のモニタリング機能を有しております。適切なレートとなったタイミングでの交換指⽰が可能です。ユーザーがネット上で決済プロセスをトレースでき、取引の確実な着地を確認できます。

(村式はBitcoin交換所ではありません。Bitcoinと法定通貨の交換及びBitcoinの転送はBitcoin交換所が行ないます。）※特許出願中

■＆go（アンドゴー）サービス構想

「&go」コミュニケーションサポートサービスを、従来の中央管理型データベース照合に変わり、オープンなP2Pネットワーク内の暗号化されたデータの繋がりが、情報の信用性を担保するというブロックチェーン技術の思想についてリアルな人間の繋がりそのものに応⽤するものと位置づけています。「&go」は世界規模で活躍中の企業や個人、または国や言語、組織の枠を越えて力を発揮したい企業や個人の⽅向けのものです。
将来的には、多くの中小企業や個⼈事業主などを⽀援している全国の地域金融機関などと提携し、「&go」コミュニケーションサポートサービスをてこに⽇本と海外のビジネス交流を加速化させていきたいと考えています。

Bitcoinによる商業決済実証実験の詳細
実際の日⽐間の貿易に&goを導入。取引の迅速化と大幅なコストダウンを実証。
対象国：⽇本～フィリピン
協力：株式会社旺⽅トレーディング、コインチェック株式会社、Satoshi Citadel Industries Inc.(フィリピン)、 Creative Connections & Commons Inc.（フィリピン）、ZENON inc.（フィリピン）
暗号通貨：Bitcoin
実施：2016年12月〜2017年1月取扱品目：農機、PC、食品、化学品など

《第１回取引結果》取引額 150万円相当
決済手数料：従来の銀行経由に⽐べ約1.67%の削減／取引完了時間：2時間（約71時間の短縮）
《第２回取引結果》取引額 5万円相当
決済⼿数料：従来の銀行経由に⽐べ約19.1%の削減／取引完了時間：1時間（約72時間の短縮）
《第３回取引結果》取引額 2万円相当
決済手数料：従来の銀行経由に⽐べ約18.1%の削減／取引完了時間：2時間（約71時間の短縮）

(※3)現在、&goのサービスプラットフォームから接続可能なBitcoin交換所は、コインチェック株式会社及びSatoshi Citadel Industries Inc.となっております。今後、接続可能なBitcoin交換所を9月頃までに10社程度とする計画です。