ツイッターCEO、所有する仮想通貨は「ビットコインだけ」
SNSツイッターのCEOジャック・ドーシー氏が5日、ツイッター上で「どんな仮想通貨を持っているか教えてほしい」という質問に対して「ビットコインだけ持っている」と回答した。
ドーシー氏は5日、ビットコインの取引処理能力向上をはかるライトニング・ネットワークという新技術の普及目的で1月中旬からツイッター上で広まっている「ライトニング・トーチ(Lightning Torch)という取り組みに参加。ライトニング・ネットワークを利用したビットコイン送金の輪に参加した。
ライトニング・ネットワークが実現すれば、従来のビットコインの取引承認完了時間を大幅に短縮し、かつ従来の送金手数料である数円~数十円(送金時のデータサイズにより異なる)を引き下げるため、数円、もしくは1円以下の少額決済(マイクロペイメント)が可能になると期待される。
同技術の利点を普及するために広まっているライトニング・トーチとは、人物Aから別の人物Bへ、また人物Bは別の人物Cへ…とライトニング・ネットワークによるビットコイン送金をつなげていくために、ツイッター上で個別にある人物への送金の約束と段取りをつけて、実際にライトニング・ネットワーク上で即時送金を完了し、受信者は別の人物へと送金を行うべくまたツイッター上で人物を探すという取り組みだ。
2019年1月19日、ツイッター上でHodlonautというアカウント名の人物が10万satoshis(0.001BTC=約370円、2月6日時点)を別のツイッターユーザーに送ってから、すでに少なくとも37カ国の139人を経由して送金は継続されていると仮想通貨情報サイトのコインデスクは伝えている。
ツイッターCEOのドーシー氏はこのイベントについて、「ライトニング・ネットワークを#BitcoinTwitterで実験する素晴らしい例」とコメントしている。
《SI》